SMAPが年内で解散へ - 事務所説得もメンバー希望、ファンクラブも停止

アイドルグループのSMAPが、2016年12月31日に解散することが14日、分かった。ジャニーズ事務所が公式サイト「Johnny’s net」を通じて発表した。

今年1月の「解散危機」報道後、メンバーは「事務所に残りグループ活動を存続させたいという意向」を示し、音楽番組への出演やコンサートの開催、CDデビュー25周年のイベントについて企画を行っていたという。

しかし、メンバー数名が「今の5人の状況ではグループ活動をすることは難しい」と要望。事務所側から活動休止を提案したが「休むより解散したい」と受け入れなかったことから、「全員一致の意見ではないものの解散したいと考えるメンバーがいる状況でのグループ活動は難しい」と判断した。

同事務所は解散を「苦渋の選択」と表現し、「私共の力不足をお詫び申し上げます」とファンに対して謝罪。グループは解散するものの、「5人それぞれの所属が変わることはなく、より一層個人活動につきましては精進して参ります」と状況を伝えた。

また、ジャニーズのファンクラブを運営するジャニーズファミリークラブは、14日よりSMAPファンクラブの新規入会、更新手続きの停止すると発表。「新規入会をご検討くださっていた皆様には誠に申し訳ございません」と、謝罪の文章を「Johnny’s net」に掲載している。

■ジャニーズ事務所のコメント全文

SMAPを応援してくださる皆様へ

「SMAP」グループ活動についてのお知らせ

いつもSMAPに温かいご声援を頂き、誠に有難うございます。

これまで皆様に大変ご心配をお掛けしておりましたSMAPの今後の活動につきまして、メンバーと協議を重ねた結果をご報告させて頂きます。

デビューより25年間アーティストとしてグループ活動をして参りましたSMAPは2016年12月31日を持ちまして解散させていただくことになりました。

本年1月にSMAPメンバーより事務所に残りグループ活動を存続させたいという意向を受け、事務所一丸となってSMAPをサポートするべく各部署で様々な準備を進め、2月より8月10日まで半年以上の時間をかけて個々のメンバー並びに全員と面談を重ね、例年通りの音楽番組への出演、ファンの皆様への感謝をこめたコンサートの開催、更には冠番組20周年とCDデビュー25周年を記念したイベントの企画等を提案し、協議を進めて参りました。しかしながら、議論を続ける中で「今の5人の状況ではグループ活動をすることは難しい」というメンバー数名からの要望を受け、7月の音楽特番を辞退させていただいた経緯がございました。

8月に入り、待ってくださる方々の為にも、落ち着いて考える時間を持ち、前向きな状況が整うまでグループ活動を暫く休むことを提案致しましたが、メンバー数名より「休むより解散したい」という希望が出たことを受け、苦渋の選択ではございますが、これまで一生懸命に走り続けた彼らの功績を尊重し、全員一致の意見ではないものの解散したいと考えるメンバーがいる状況でのグループ活動は難しいと判断し、本日の御報告となりました。

25周年のコンサートやイベントを待ち望み応援してくださっているファンの皆さまのご支援とご期待に応えることが出来ず、本当に心苦しく、私共の力不足をお詫び申し上げます。誠に申し訳ございません。

本年を持ちましてSMAPは解散させていただくことになりますが、5人それぞれの所属が変わることはなく、より一層個人活動につきましては精進して参ります。彼らの活動を、これまで同様温かく見守っていただけましたら幸いです。今後ともご支援いただけますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。

株式会社ジャニーズ事務所