ラドクリフ、初の悪役は『ハリポタ』の時から続く"マジックへの憧れ"参考に
俳優のダニエル・ラドクリフがこのほど、映画『グランド・イリュージョン 見破られたトリック』(9月1日公開)で演じる悪の天才科学者の役作りの裏側を、代表作『ハリー・ポッター』シリーズでの経験を踏まえて明かした。
本作は、派手なイリュージョンで不正に搾取された金を取り戻して世間に還元するイリュージョニスト集団"フォー・ホースメン"とFBI捜査官らの攻防を描く物語。ホースメンは、ジェシー・アイゼンバーグ演じるJ.ダニエル・アトラスら4人から成り、ラドクリフは彼らの宿敵ウォルター・メイブリー役を務めている。
大作のみではなく小規模の映画や舞台にも出演してキャリアを磨き上げ、人気俳優としての地位を築いたラドクリフ。彼は、『ハリー・ポッター』の撮影を「現場にはたくさんの手品師が訪問していて、幼い頃からさまざまなトリックを見てきたし、タネ明かしもしてもらった。彼らのダマしの技術は本当にすさまじくて、トリックが分かっても僕の関心は深まる一方だった」と振り返る。マジシャンの披露する張り巡らされた心理トラップやミスリード、絶妙な手つきで鑑賞者をコントロールしてしまう"ダマしの技術"への憧れにより、キャリアの初期からマジック(イリュージョン)のとりことなっていたようだ。
一方、本作でラドクリフが見せるのは、さまざまなイリュージョンを"見破る"側のキャラクター。
彼が扮するウォルターは、FBIすらも出しぬいてきたホースメンのトリックをことごとく読み解き、一手先を行くことで4人を追い詰めていく。ホースメンが仕掛けた巨大IT企業の不正を暴くための派手なショーすらも、ウォルターが裏で糸を引いているのだ。
ラドクリフは、このキャリア初の悪役を演じるにあたって、「ウォルター・メイブリーはれっきとした科学者でありつつも、マジシャンを夢見る子供のような一面を持っていて、フォー・ホースメンへの憧れや、ねたみを抱いている人物だと思った」と分析。自身がキャリアを通して抱き続けてきた"マジックへの憧れ"が、ウォルターを演じるにあたって生かされていることを明かした。
本作では、トリック監修を務めた世界的マジシャンのデヴィット・カッパーフィールドが「全て実現可能」と語る数々のイリュージョンが披露され、CGに頼らない本物のトリックを使用。このことから、その場で"タネ明かし"も可能となっており、鑑賞後に残る謎にモヤモヤする心配なく楽しむことができることが魅力の一つとなっている。
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