くらし情報『盛りがすごい! 山口県「バリそば」と「長崎皿うどん」の同一説を一蹴する』

盛りがすごい! 山口県「バリそば」と「長崎皿うどん」の同一説を一蹴する

盛りがすごい! 山口県「バリそば」と「長崎皿うどん」の同一説を一蹴する
山口県で食べられている「バリそば」という麺料理をご存知だろうか? パリっと揚がった麺の上に具沢山のあんかけが乗っている。「それって長崎の皿うどんじゃない?」と思ったアナタへ。ちまたで「長崎皿うどんとソックリ説」が流れる中、今回は現地山口の人気店3店を取材し、店長たちに「バリそば」の独自性について聞いてみた。

○決定的な違いはボリューム!

第一に話を聞くなら元祖から。まずは、地元で本家と言われる店に行ってみよう。山口市大内にある創業62年を数える「春来軒」だ。2代目主人の宮本久和さんに聞いてみた。「バリそば。
うちの先代が考案したんだよ。長崎の皿うどん? そりゃ全く違う料理だよ」。バッサリと一刀両断にしてくれた。

では店長のコメントをベースに、その差異を徹底分析しよう。第一にダシ。これは長崎皿うどんがトンコツから取っているのに対し、バリそばは鶏ガラから取っていく。ゆえに極めてあっさり風味だ。

具材はキャベツをメインに、キクラゲ、シイタケ、ナルト、ひら天、イカ、タケノコ、鶏肉などなど。
海の幸、山の幸、そして野菜が具だくさんに詰め込まれている。さらなるポイントは、あんのユルさ。これも皿うどんとの大きな違いといっていいだろう。

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