東京工科大、Microsoft Azureで業務システムのフルクラウド化
クラウド環境を支えるネットワークは、米Ruckus Wirelessの製品により、キャンパス内すべてをカバーする大規模な無線LAN環境を構築した。
教職員向けのメールや予定表、OfficeなどのソフトウェアはOffice 365に統一し、ペーパレス化を図り、また、Dynamics CRMを導入しActive Directory及びSharePointの管理から、最終的には学生カルテへと展開を進めていく予定。その他、専門ベンダーのノウハウを活かした複数のクラウドサービスを組み合わせることで、フルクラウド化を実現している。
さらににMicrosoft Azure上に、各システムのデータを集約して分析することで、さまざまな付加価値サービスを提供する「中核DB」を構築。成績や出席率などを複合的に分析し、将来的には学生1人1人に合わせた課題設定など、細やかなサポートが可能。同大はこの仕組みにより、サービスの利便性を高めるための施策を積極的に展開していく予定。