くらし情報『トム・ハンクス主演『ハドソン川の奇跡』事故の裏にあった"3つの偶然"とは?』

2016年9月30日 21:01

トム・ハンクス主演『ハドソン川の奇跡』事故の裏にあった"3つの偶然"とは?

トム・ハンクス主演『ハドソン川の奇跡』事故の裏にあった"3つの偶然"とは?

俳優トム・ハンクスの主演映画『ハドソン川の奇跡』(公開中)で映し出される、2009年にアメリカ・ニューヨークで起こった航空機事故の裏側にあった3つの奇跡的な偶然について、航空アナリスト・鳥海高太朗氏が解説した。

本作で描かれているのは、奇跡と称された航空機事故の生還劇の裏側。ハンクス演じる主人公のサリー機長は、全エンジンが停止した航空機をニューヨークのハドソン川に不時着させ、乗員乗客155人全員生存という奇跡を起こす。鳥海氏は、世界が目撃したこの事故に、3つの偶然と呼べる奇跡があったと分析する。

その一つ目は、事故の原因であるバードストライク(エンジンに鳥が入り込んで衝突すること)。これは海や川が近くにある空港の近くで起きやすいものの、両エンジン共に停止してしまうことは珍しいようで、鳥海氏も「通常だと起きないですね。今回は両エンジンともにバードストライクが起きるという不運な偶然が重なってしまいました」と語る。

加えて、「今回は離陸してすぐに起きたので、高度がとても低かった」と指摘。
仮に高度が高ければ、エンジンが2つ不良になっても近くの空港まで行けるのだが、この事故では160万人が住むマンハッタンの街中に突っ込む可能性があった。

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