2016年10月6日 11:00
松山ケンイチ&東出昌大、ライバルは「自分自身」 映画『聖の青春』
11月19日公開の映画『聖の青春』の完成披露試写会が5日、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで行われ、主演の松山ケンイチをはじめ、東出昌大、竹下景子、安田顕、森義隆監督が出席した。
松山ケンイチ主演の本作は、天才棋士・羽生善治を追い詰めた伝説の棋士・村山聖の実話を元にした奇跡の物語。病と闘いながら全力で駆け抜けた村山の29年の生涯を描く。松山は、役作りのために20kgほど体重を増やして撮影に臨んだ。
主演の松山は「この役ほどスタート地点に立つまで時間がかかった役はありませんでした。すごい長い間没頭したような気がしますし、村山聖という人間の生き方にすごく心が揺さぶられました」と演じた村山聖というキャラクターに大きな衝撃を受けたようで、「村山さんは亡くなっていますが、村山さんとお付き合いのあった人からお話を聞かせていただいたり、映像も残っているので参考にさせていただきましたが、それではコピーにしかなりません。ですから内面を作り上げていく上で村山聖以上の村山聖になろうと思ったので、内面の部分が一番苦労したところでもありますね」と振り返った。
そんな松山が演じた村山の前に立ちはだかる羽生善治を演じたのが東出昌大。