映画『暗殺教室』羽住監督の今だから話せる!? 大ヒット振り返り (1) 山田涼介は、現実離れした美形だけどオーラを消せる役者
松井優征原作・週刊少年ジャンプで連載していた大人気漫画『暗殺教室』を映画化した『暗殺教室』『暗殺教室~卒業編~』が、2作合計の興行収入60億円超えの大ヒット。<卒業編>のBlu-ray&DVDが12日に発売となる。学園の落ちこぼれクラスに担任として現れた、地球破壊を予告した謎の超生物「殺せんせー」の暗殺を命じられた生徒たちが成長していく姿を描く。
映画の取材と言えば、公開前が主になるが、実はネタバレへの配慮などでしゃべれないことも多い。今回は映像ソフト発売に合わせ、重大なネタバレは控えつつも、羽住英一郎監督に今だから話せる裏話や、プロジェクト全体の振り返りを伺っていく。
○原作者と通じ合ったプロジェクト
――映画『暗殺教室』『暗殺教室~卒業編~』大ヒットでしたが、どんなところが良かったと思いますか?
原作の連載の終了と、シンクロさせて終わらせるというプロジェクトが、成功したのかなと思います。<卒業編>の撮影的には、撮影から公開まで時間がなかったので辛かったのですが、そこは公開を春休みにこだわって、間に合わせました。プロジェクトとしての狙いが、うまくいきましたね。
――<卒業編>は、メディア向けの試写もなかったですよね。