くらし情報『中村吉右衛門、『鬼平犯科帳』終了にしみじみ「半分だけボーッとしてます」』

2016年10月25日 15:18

中村吉右衛門、『鬼平犯科帳』終了にしみじみ「半分だけボーッとしてます」

中村吉右衛門、『鬼平犯科帳』終了にしみじみ「半分だけボーッとしてます」

歌舞伎俳優の中村吉右衛門が25日、東京・帝国ホテルで行われたフジテレビ系時代劇『鬼平犯科帳 THE FINAL』(前編12月2日21:00~22:52、後編3日21:00~23:10)の記者会見に出席。28年の長期シリーズが最後を迎えることに「半分だけボーッとしています」と心境を語った。

同作が、国民的時代劇として愛されてきたことに、中村は「ひとえに、(原作の)池波正太郎先生のお力に頼ってまいりました」と謙そんしながら、「周りの方々、レギュラーだった方々も、鬼籍に入られる方が随分と増えてきました」としみじみ。

最後の立ち回りのシーンが終わった際、殺陣師が「これで終わっちゃうんですね」と泣いてくれたエピソードを明かし、「そういうすばらしい人たちに囲まれてくれました28年間、本当に感謝のほかはございません」と思いを語った。

印象に残っているシーンを聞かれると「忙しく撮ったものですから、ほとんど印象に残ってないです(笑)」と冗談めかしながら、第1話「暗剣白梅香」を挙げた。その撮影は「まだまだ若かったものですから、監督にやたらめったら走らされまして…」と肉体的に疲弊したそう。他にも、真冬の雪上や灼熱の暑さでの待ち時間という、京都ならでは撮影の苦労も「今は懐かしく思い出しますね」

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