"ただのスーパースターではない"トム・クルーズの偉大さとは? E・ズウィック監督明かす
全世界で2億ドル(約208億円)を超す大ヒットとなったトム・クルーズ主演の『アウトロー』最新作、『ジャック・リーチャー NEVER GO BACK』が日本でもきょう11日に公開になった。正義のためには手段を選ばず、元米軍エリート秘密捜査官にして今は街から街へと放浪を続ける一匹狼、ジャック・リーチャーの冒険を肉弾アクション満載で演出した監督は、あの『ラストサムライ』(03)のエドワード・ズウィック。過去に共闘した監督と再タッグを組みたがらないトムが、自分で再びオファーをしたというズウィック監督の手腕が光る渾身の一作だ。ズウィック監督もトムのことを、「彼はただのスーパースターではない」と激賞する。
――今作ではジャック・リーチャーの多面的な要素が出ていたと思いますが、あのような状況下に置こうと思った理由は何ですか?
実は彼はひとつ恐怖心を持っていて、それは深い人間関係に自分自身を置くことなんだ。そのことはつまり自分の弱点につながり、もろさにつながって、危険に陥る可能性が高くなる。特に相手が子どもである場合は、何を考えているかわかりにくいために本当に危険なんだ。だから今回、彼が遠ざけてきたものを、あえてぶつけてみようと思ったんだ。