2023年2月1日 12:30
大ヒット中『レジェバタ』森蘭丸役・市川染五郎、信長への思い「目だけで伝える」演技
東映創立70周年を記念する大型映画として話題を呼んでいる『レジェンド&バタフライ』(1月27日公開)。「大うつけ」と呼ばれていた尾張の織田信長(木村拓哉)と、信長の元に嫁いできた「マムシの娘」と呼ばれる美濃の濃姫(綾瀬はるか)の姿を描いた物語で、最悪の出会いで始まった2人は次第に強い絆で結ばれ、誰も成し遂げたことのない天下統一という夢に向かっていく。
同作で信長の小姓である森蘭丸を演じ、時代劇映画初出演となった市川染五郎。「とにかく信長という人を心から慕っている」という蘭丸の姿は鮮烈な印象を残している。どのような思いで蘭丸として生きていたのか、話を聞いた。
○■歴史上の人物を演じるにあたって
――今回演じた森蘭丸という役柄についてはどう捉えられていましたか?
歴史上の人物として広く知られる人なので、なんとなくのイメージもあったのですが、衣装合わせの時に初めて大友監督にお会いして資料をいただき、撮影期間中にもいろいろ蘭丸ゆかりの場所を回ったりもして、演じながら捉えていく感覚はありました。蘭丸自身10代で若い命を散らした人ですから、演じる側としても同年代でなければなかなかできない役だと思うので、そういう意味でも、今挑戦しておきたい人物だという思いで話を受けさせていただきました。