2023年2月7日 13:00
中村倫也、舞台初共演の黒木華とは「芝居に『遊び心』がある二人」 宮沢賢治と妹役
舞台『ケンジトシ』が東京・シアタートラムにて7日の開幕を前に最終稽古を行い、中村倫也、黒木華がコメントを寄せた。
同作は北村想のオリジナル戯曲で、栗山民也が演出を務める。東北の大地から、天空の星々に至るまでその創作の翼を広げた宮沢賢治と、彼の創作のインスピレーションであった妹トシの物語。コロナ禍で延期となっていたが、この度中村、黒木が舞台初共演で上演されることとなった。ほか山崎一、田中俊介らが出演する。
東京公演はシアタートラムにて2月7日~28日、大阪公演はサンケイホールブリーゼにて3月3日~10日。
○中村倫也 コメント
宮沢賢治というと、作品の世界観と重ね合わせた賢治像や、どこか神格化されたアイコンとしてのイメージがありますが、この作品は北村想さんの考察や研究が入っている戯曲です。あまり難しく考えず、まずは「ケンジとして存在する」ことが大切だと思っています。
これは、もがきながらも何かを探し求め、懸命に生きている人たちの物語です。ご覧になる方々も、ふとご自身とリンクする部分を感じるのではないでしょうか。そして、舞台では初共演なのですが、黒木華さんと僕は芝居に「遊び心」がある二人だと思っているんです。