2016年12月4日 16:15
ムロツヨシ、役者として「食べられる」ようになって3年 - "役作りをしない役者"が考える今後のプラン
●共演者は「自己防衛のため」仲良しに
映画・ドラマ・舞台はもちろんのこと、果てはコントやバラエティのトークやコーナー出演でも強い印象を残していく俳優・ムロツヨシ。公開中の最新映画『疾風ロンド』では、謎の男・ワダハルオを演じ、コミカルな部分を見せただけでなく、アクションシーンにも挑戦した。
映画公開やドラマ放映につきものの「舞台挨拶」「記者会見」という場においては、客席を爆笑の渦に巻き込み、共演者とも深い関係を築く。多くの魅力を持ったムロは、役者としての自分について一体どのように考えているのか。
○怪しさを前面に出さない芝居
――今回は主人公たちを尾行する、ちょっと怪しい役どころでしたが、役作りはどのようにされていたのですか?
大前提として「スキーしか取り柄のない男」というセリフがあるので、スキーの練習はしましたね。人格的な部分では、役作りというよりも台本と現場での相談で作っていきました。監督にも「怪しいを前面に出すお芝居はいらない」と言われていたので、あえて"怪しさ"を意識することはありませんでした。
しかし、普通にやったら怪しく見えたという、私には計算外の感想をいただいています。