LiSA、思い出の場所・高田馬場で上京当時を回顧「とにかく必死でした」
歌手のLiSAが出演する、リクルート・SUUMOの新WEB CM「未来をつくる部屋探し ~歌手 LiSA~」編が、15日から公開される。
著名人がかつて実際に過ごした街に赴き、当時を振り返っていく様子をドキュメンタリータッチで描いていく同CMシリーズ。
今回、LiSAが14年前に初めて上京し、約3年間を過ごしたという高田馬場を訪問。当時、バイトを掛け持ちしながらバンドの練習に明け暮れたという高田馬場で、思い出の場所を訪ねながら、今だからこそ感じる思いを語る。
■LiSAインタビュー
――上京した時、最初に高田馬場を選んだ理由は?
自分の上京の目的はやっぱり音楽をやることだったので、当時のバンドメンバーが住んでいる、そしてスタジオがあるのがこの周辺でした。とにかく必死でした。何かを掴まなきゃって思っていて。ライブをしている時も、自分のお客さんは少なかったから、お客さんを増やすためにはどうしたら良いか。
何をしたらお客さんが楽しんでくれるんだろうとずっと考えていましたね。たくさん勉強させてもらった場所だったなと思っています。
――アルバイトもされていたのですか?
バイトもやっていました。3つくらい掛け持ちしながら、バイトが終わった後に夜中にみんなでこのスタジオに集まってリハーサルをしたり、曲を作ったり。そのまま朝方になってこのまま歩いて帰るという。自分の生活と音楽活動で全然お金がなくて大変でしたね(笑)。
――当時住んでいたのはどんなお家でしたか?
目の前に神田川が流れていているような場所でした。桜並木があって、春になると桜が咲いてたくさんの人が通るんです。
ランナーの方が走っているのが見えて。みんなが自然に暮らしていて、その気配を感じられるので、ベランダにいるのが好きでしたね。上京した当初は、洗濯機も冷蔵庫もなくて、お布団とお洋服だけだったので、おのずと音楽に集中できましたね(笑)。
――今日、改めて高田馬場を巡ってみていかがでしたか?
自分が音楽を夢見て上京する場所としては、この高田馬場は良い街だったなと思いました。自分の時間を保つための静かな場所もあるし、自分の力を高めるための音楽をやる場所もあるし、そういう環境がすごく整っているなと思いました。ここで学んだことや経験したことが、今もやっぱりステージの上でも活きているし、ここでの大変な時間があったからこそ、今感じられる幸せもたくさんあるなと思います。
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