鈴木京香、未来の映画監督を選ぶ基準 - 「出演したい」「観たい」作品の違いとは
TSUTAYAが主催し、今年で2回目を迎えたプロ・アマ向けのコンテスト「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2016」(以下TCP)。前回の黒木瞳(56)に続いて、最終審査員に起用されたのは、第28回日本アカデミー賞・最優秀主演女優賞など数々の映画賞での表彰を受けてきた女優・鈴木京香(48)。審査員の名前が発表された当時、「心踊る機会をいただきました。女優として出演したいと思うもの、そして映画ファンとして観てみたい作品との出会いを楽しみにしております」とコメントを寄せていた。
先月10日に都内で行われた最終審査会では、犬童一心監督、映画プロデューサーの阿部秀司氏、久保田修氏らと共に8作を審査。グランプリ受賞作発表のプレゼンターを任された鈴木は、「どうぞご自分の作りたい作品を諦めないでください」と落選者にエールも送っていた。375企画の中から残った8作品とどのように向き合い、彼女の内面に刻まれた"映画史"は今回の品評にどのようなかたちで現れたのか。そして、"女優・鈴木京香"にとっての監督とは? 真意を探るべく取材を申し込んだところ、最終審査会を終えたばかりの控室で快く応じてくれた。