Skaai、“ヒップホップを聴かない人”にも届けた7曲「こういうラッパーを…」
ラッパーのSkaaiが17日、東京・渋谷のSpotify O-EASTで開催されたライブイベント「Spotify Early Noise Night #15」に出演した。
その年の飛躍が期待される国内新進アーティスト「RADAR: Early Noise 2023」に選出されたSkaaiは、アメリカ・バージニア州生まれ、大分育ちのアーティスト。日本語・英語・韓国語が堪能なトリリンガルで、幼少期から日本のみならず韓国、マレーシア、シンガポール、カナダ、アメリカでの滞在経験を有し、多様な音楽センスを持ち合わせている。
2021年、オーディション番組『ラップスタア誕生2021』に出場して注目を集め、同年11月に1stシングル「Period.」、2022年2月に2ndシングル「Nectar.」をリリース。9月には待望のEP『BEANIE』を発表し、Daichi Yamamotoともコラボレーションを果たす。11月には初のワンマンツアー「BEANIE TOUR」を成功させ、プロデューサー・uinとのシングル「Mermaid」をリリースした。
この日、2組目のアーティストとして登場したSkaaiは、「SAY! HIPHOP!」と観客をあおるも、反応が物足りなかったのか「なるほどね(笑)」と苦笑。「あまりヒップホップを聴いてない人も、好きじゃない人も多いと思うので」と瞬時に読み取り、「今日はヒップホップを教えてあげます」という宣言に場内からは歓声が上がった。
まずは「BEANIE」で観客の心をつかみ、「Period.」「Laws of Gravity」「FLOOR IS MINE」「HOMEWORK」「I TASTE YOU」「Nectar.」の計7曲で濃密な一時へと誘ったSkaai。「今日はこんな大勢の人に来てもらって、めちゃくちゃテンションアゲで来ました。あらためてSpotifyのEarly Noiseに選出していただけて、めちゃくちゃ光栄です」と感謝を伝え、「Early Noise Nightの15回目となる今夜、僕のライブを観に来てくれたみんな、なかなかヒップホップを聴かない人もいると思いますけど、僕の曲を聴いてヒップホップを聴けとは言わないですけど、こういうラッパーを『何かイカしてたな』みたいに思ってもらえるとうれしいです」と呼びかけていた。
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