日本アカデミー賞欠席の庵野秀明監督、一行で『シン・ゴジラ』祝福
第40回日本アカデミー賞の授賞式が3日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪にて行われ、監督賞&作品賞を受賞した樋口真嗣監督が、最優秀主演男優賞の佐藤浩市とともに取材に応じた。
最優秀作品賞、最優秀監督賞を含め、最多7部門の栄冠に輝いた映画『シン・ゴジラ』。樋口監督は「もらえるとは思ってなかったんです。ここに来られるだけでも十分幸せだったんですが……」と恐縮しきりで「あんまり幸せに慣れてないんです」と弁解。「反動が怖いんです。絶対なんかあるから」と、今後を不安がっていた。
「怪獣映画が作品賞に」と話題になった同作だが、樋口監督は「自分たちが一番、怪獣映画を撮ってるつもりがなかったのかもしれない」と語る。「一般映画として作って。
恋愛だったり犯罪だったりと同じように、事件として怪獣が現れたらどうだろう、という話で」と説明し、「怪獣映画だったから、今までこうやってるから、こうしよう、ということを一回全部リセットした」と製作の裏側について語った。
庵野秀明総監督は仕事で欠席となったが、受賞については「報告しました」と笑顔に。庵野監督からも「一行だけ、おめでとうと。ただ一応、花吹雪が落ちてくるやつ(スタンプ)