2023年5月16日 22:18
吉岡里帆、平和な日本を「守っていかないと」日本映画批評家大賞でスピーチ
「第32回日本映画批評家大賞」授賞式が16日に都内で行われ、受賞者が登場した。
沖縄戦について描いた『島守の塔』で助演女優賞に輝いた吉岡里帆は、「観てくださった方の口コミだったりですとか、今の情勢に対する思いを持っていらっしゃる方の共鳴していただくような気持ちによって支えられた映画なのかなと感じていました」と振り返る。「とにかく平和な国である日本を、新しい世代としてこれからも守っていかないといけないと思いますし、そういう気持ちが込められた大切な作品でした」と思いを表した。
撮影に対しては「撮影に入る前の準備期間がすごく大切な時間になりまして、自分自身が無知であることを痛感する毎日で、書籍を読んだりですとか、実際に沖縄に出向いて共演者の方や監督と一緒に、一つ一つの場所を語り部の方と学んでいくっていう作業から始まりました」と明かす。「普段はすごい切り替えが早いタイプなんですけど、1度コロナで撮影が中止して、1年9カ月ぶりに再集合して撮影したので、キャストの方もそうですけど、やっぱり監督とスタッフの方と『絶対に完成させよう』という強い意志と絆で結ばれていたので、終わった後も自分としても忘れたくないという気持ちがすごく強くて、忘れてはいけないし、より心の中に落とし込むべきだなって思ったので、切り替えようとしないようにしてた感じです」