生田斗真、カンヌ最優秀男優賞の役所広司に憧れ「励みになります!」
映画『渇水』の公開初日舞台挨拶が2日に都内で行われ、主演の生田斗真をはじめ、門脇麦、磯村勇斗、山崎七海、柚穂、高橋正弥監督、企画プロデュースの白石和彌氏が登壇した。
河林満氏による同名小説を、刊行から30年の時を経て初の映画化。日照り続きの夏、給水制限が発令されていた市の水道局に勤める岩切俊作(生田)の業務は、水道料金滞納家庭や店舗を回っての料金徴収と、水道を停止すること。貧しい家庭を訪問しては忌み嫌われる日々で、妻・子供とも別居中の俊作はある日、停水執行中に育児放棄を受けている幼い姉妹(山崎、柚穂)と出会う。自分の子供と重ね合わせてしまう俊作は、自分の心の渇きを潤すように、その姉妹に救いの手を差し伸べる。
きょう公開初日を迎えた同作だが、台湾に加え、9日から開催される上海国際映画祭での上映が決定。この発表に生田は、「やっぱり国を超えて我々の一生懸命作った作品がたくさんの方に届けられるということは嬉しい」と笑顔を見せる。また、先日行われた第76回カンヌ国際映画祭で役所広司が最優秀男優賞を受賞したことにも触れ、「先輩の役所さんが受賞されましたけれど、かっこよかったよね?」と磯村と門脇に問いかけ、「憧れます。
我々も励みになります!」と目を輝かせていた。
また、企画・プロデュースを担当した白石氏は、「(今作で扱っている)貧困とか格差は世界の映画でも大きなテーマ」とした上で、「水の在り方は各国いろいろあると思いますが、とはいえ水がなければ生きていけないというのは、どんな生物も人間も一緒なので、みんな理解してくれると思う。反応が楽しみです」と期待を寄せる。
一方、海外での上映決定に「非常に光栄」と恐縮した様子の高橋監督。「今、日本の映画が世界の映画祭や上映で世界の皆さんに届けられる時代になっております。カンヌ映画祭での『怪物』の脚本賞とか役所さんの男優賞がありまして、日本映画、日本俳優の力を世界に発信していければと思っております」と海外進出に向けて力強いコメントを残した。
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