2023年6月7日 11:00
城田優、「すべてがコンプレックスだった」苦悩乗り越え自分のルーツに誇り スペインの魅力を伝える仕事に喜びも
●「徒歩圏内に住んでいた」サグラダ・ファミリア聖堂に誇り
スペインのカタルーニャ地方に生まれた世界的な建築家アントニ・ガウディの代表的な建築物であり、“未完の聖堂”と呼ばれるバルセロナのサグラダ・ファミリア聖堂に焦点を絞った展覧会「ガウディとサグラダ・ファミリア展」が6月13日~9月10日に東京国立近代美術館で開催される。同展覧会で音声ガイドを担当するのが俳優の城田優だ。日本人の父とスペイン人の母を持つハーフの城田は、幼少期にサグラダ・ファミリア聖堂の近くに住んでいて、何十回、何百回とその地を訪れているという。まさに城田にピッタリの役割だと思われるが、話を聞いていると、ほかにもサグラダ・ファミリア聖堂と城田にはいろいろな共通点があるという。
今回開催される展覧会は、長らく「未完の聖堂」と言われながら、いよいよ完成の時期が視野に収まってきたサグラダ・ファミリア聖堂に焦点を絞り、ガウディの建築思想と造形原理を読み解いていくもの(会期中一部展示替えあり)。そんな展覧会の音声ガイダンスを城田が担当する。
「探せば芸能界のなかにも、スペインやバルセロナにゆかりのある人はいらっしゃると思うのですが、実際にサグラダ・ファミリアの徒歩圏内に住んでいて、何十回、何百回と建物を見ている人はそんなに多くはないんじゃないでしょうか。