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齊藤京子の原動力「日向坂46を広めたい」 念願のソロコンや音楽への思い語る

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齊藤京子の原動力「日向坂46を広めたい」 念願のソロコンや音楽への思い語る

●初の有観客ソロコンサート「最高に幸せな思い出に」
「夢を叶えることができて本当にうれしい」。アイドルグループ・日向坂46の齊藤京子は、5月21日に神奈川・横浜のぴあアリーナMMで初の有観客ソロコンサート「MTV Unplugged Presents: Kyoko Saito from Hinatazaka46」を開催し、そのステージで喜びをかみしめた。歌手になるのが夢で、いつかソロコンサートをやりたいと思い続けてきたのだという。同コンサートで味わった感動やソロ活動への思い、そしてグループとしての目標など、齊藤に話を聞いた。

「MTV Unplugged」は、1989年にニューヨークで初めて開催されて以来、 100組を超える世界中のアーティストが出演しているアコースティックライブ。この伝統的なステージに齊藤が出演し、自身初となるソロコンサートを展開した。自身のソロ曲や日向坂46の楽曲のほか、斉藤和義の「歩いて帰ろう」や宇多田ヒカルの「First Love」など、さまざまなヒットナンバーを歌い上げ、会場を魅了した。同コンサートの模様はMTVで6月24日(20:30~22:00)に放送される。


――「MTV Unplugged Presents: Kyoko Saito from Hinatazaka46」を振り返って、コンサートの感想をお聞かせください。

いまだに余韻に浸っていて、最高に幸せな思い出になったなと思いますし、夢が叶った1日でした。

――有観客のソロコンサートはずっと前からの夢だったそうですね。

アイドルになるずっと前から歌手になりたい、いつかソロコンサートをやりたいという夢を持っていたので、長年の夢が叶いました。そして、初の有観客ソロコンサートが歴史のある「MTV Unplugged」という素晴らしいステージで、本当に光栄に思っています。

――昨年、ソロとしては初となるMTVプロデュースのスタジオライブ「MTV LIVE SESSIONS: Kyoko Saito from Hinatazaka46」を行いましたが、有観客は今回が初めて。観客の皆さんの前での歌唱はいかがでしたか?

昨年の「MTV LIVE SESSIONS」もすごくうれしくて、反響もたくさんいただいたのですが、今回は有観客だったので、さらに夢のような時間でした。――名前を呼ぶ声など、歓声もしっかり届きましたか?

ご時世的にもファンの方の声を直接聞く機会がしばらくなかったので、「きょうこ!」などと呼びかけてくださって、うれしかったです。
また、アンコールのときに会場中が私の色である白のペンライトになって、掲げられているタオルが私のものだけという景色を見ることができて、夢のような空間でした。

――全員が齊藤さんのコンサートを見に来ているわけですからね。

日向坂46のライブのときは、いつも会場を見渡して自分のタオルを探しているのですが、今回は皆さんが私のタオルだけを持ってくださっていたので、ここからの景色をいっぱい写真に収めたいと思いながらも携帯が手元になかったので撮れなくて(笑)。でも、最後にファンの皆さんとバンドの皆さん、会場の皆さんと撮った写真は宝物です。

――ステージに立ったときの心境もこれまでのライブとは違いましたか?

緊張しすぎて心臓がバクバクし、1曲目は「どうしよう?」と動揺していましたが、「ちゃんと歌を届けたいから緊張している場合じゃないぞ!」と気を取り直し、だんだん落ち着いていきました。

――いろんな大舞台を経験されていても、ソロになるといつも以上に緊張されるのですね。

いつもはメンバーが近くにいるので。こんなに緊張したのは初めてでした。


――セットリストはご自身で決められたそうですね。

全曲、自分で選曲させていただきました。スタッフの皆さんと相談しながら、1から作っていく感じが楽しかったですし、終わった後の達成感がとんでもないものになるんだなと実感しました。

●「歌で頑張っていきたい」という思いが強くなっている
――改めて今回のコンサートはご自身にとってどんな経験になったかお聞かせください。

確実に私の人生において歴史に残る1日だったなと思います。長年の夢を叶えていただいた1日で、いまだにふわふわ余韻に浸っていて、ぴあアリーナで見たあの光景は忘れられません。本当に貴重な経験をさせていただきました。

――グループにも還元できるなと感じていることはありますか?

世界的にも有名な「MTV Unplugged」に出演させていただいたので、少しでも多くの方に日向坂46という名前を広めることでグループに還元できたらいいなと思っています。


――2016年からアイドルとして活動してきて、音楽に対する思いなど変化はありますか?
グループ活動をしてく中で、MTVさんのライブや「THE FIRST TAKE」など、ソロで歌う機会を多くいただき、そのたびに歌で頑張っていきたいという思いが強くなっています。もっとレッスンを重ねて、多くの方の胸に刺さるような歌唱力を身につけることができるようになりたいです。

――今回、長年の夢であった有観客ソロコンサートが実現しましたが、次に叶えたい夢はありますか?

「MTV Unplugged」がこれからの始まりになればいいなと思っています。今回、1万人の皆さんの前で歌を届けられたことは夢のような時間で、心から楽しかったので、これからももっと多くの方に歌を届けたいと思いますし、皆さんの心に響くように歌いたいと思っているので、また有観客でのソロコンサートを行えるように歌唱力を磨いていきたいです。

――歌に対する思いがどんどん強くなっているようですが、7年活動してきてほかにもご自身の中で何か変化がありましたらお聞かせください。

歌に関しては、今までよりも心を込めて歌えるようになってきたなと感じています。歌詞をしっかり理解して自分の中に落とし込み、その主人公になったかのような歌い方をするようになったのは、昔とは変わってきたところだと思います。

――変わるきっかけがあったのでしょうか。


日向坂46の冠番組で私が中島みゆきさんの「時代」を歌ったときに、メンバーが泣いてくれて、うれしすぎて私も泣いてしまいました。そのときに、人の心に響くような歌い方ができたらいいなと強く思いました。

――ソロで歌唱する機会があると、齊藤さんの歌声の魅力がしっかり届きますよね。

ありがたいことに最近はソロで歌わせていただける機会が増えました。そのきっかけは本当にMTVさんのライブで、そこから歌のお仕事が広がっていったので、MTVさんには感謝してもしきれないです。

●バラエティやモデル業でも「日向坂46の力になれたら」
――冠番組『キョコロヒー』などバラエティでも活躍されていますが、バラエティのやりがいもお聞かせください。

歌っているときの私とバラエティの私は180度違うと、よくファンの方に言われます。歌は楽曲に全集中とでもいいますか、すべての感情を出し切って最高の作品にしたいという思いでやっていますが、バラエティは違う意味で自分を出し切っていて、素の自分やちょっとお茶目な部分など、歌では出せないような自分を出しています。
――バラエティを見て好きになったという方もいますよね。

「『キョコロヒー』の齊藤京子さん」と言ってくださる方もいますし、芸人さんから「『キョコロヒー』いいね」「ヒコロヒーさんによろしくお伝えください」と声をかけていただいたり、芸人さんとお話しする機会も増えました。

――バラエティとアーティストの相乗効果も感じていますか?

音楽活動のときも、バラエティのときも、日向坂46という名前が少しでも多くの方に浸透したらいいなという思いがあるので、1人で活動させていただくときは常に日向坂46を広められたらと思っています。

――日向坂46を広めるというのが、すべての活動の原動力になっているのですね。

そうですね。日向坂46はいろんな個性のメンバーがいるので、私も日向坂46の力になれたらうれしいです。

――『ar』のレギュラーモデルを務められたり、ファッションイベントに出演されたり、モデルとしても活躍されていますが、モデルもまた違ったやりがいがありますか?

身長も高くないですし、こんな私を起用していただいてうれしいという思いがあります。また、TGC(東京ガールズコレクション)などでランウェイを歩くことはとても憧れがあって、高校生の頃に私も見に行っていたので、そこに立たせていただけることは毎回ありがたいなと思っています。
でも、歌やダンスのようにずっとやってきた分野ではないので、とても緊張します。

――すごく堂々とランウェイを歩かれている印象がありますが、緊張されているんですね。

実は毎回緊張していて、「こけないといいな」とドキドキしています(笑)。今回の「MTV Unplugged」も信じられないくらい緊張していて。でも、ボイストレーナーの先生が「緊張しない方が怖い。緊張していて間違ってないし、それが正解だから大丈夫だよ」と言ってくださったので、ある程度いい緊張を持ちつつ、これからはもう少し落ち着けるようになりたいです。

●「誰もが知っている知名度のあるグループになりたい」
――活躍の場が広がっていますが、今後どのようになっていきたいと考えていますか?

歌やバラエティなどソロの活動も頑張って、少しでも日向坂46の力になれたらいいなと思っています。応援してくださっているファンの皆さんに恩返しができるような活動をしていきたいです。――最後にグループとしての目標もお聞かせください。

日向坂46の夢としては、もっと知名度のあるグループになりたいという思いがすごく強いです。言葉にするとシンプルすぎますが、一番大きな目標であり、一番難しいことだなと思います。日向坂46というグループ名だけでなく、個々のメンバーの名前も誰もが言えるような、そういったグループになれたらと思っています。

――ソロ活動で齊藤さんの名前とグループの名前がより多くの人に知れ渡ることも、その目標につながりますね。

そうですね。メンバーそれぞれ個人の活動も頑張って、この子がいるグループとして日向坂46に注目してもらえるようになれたら。そして、老若男女、誰もが知っているグループになりたいです。

■齊藤京子
1997年9月5日生まれ、東京都出身。アイドルグループ・日向坂46のメンバー。ニックネームは「きょんこ」。2016年5月に「けやき坂46(現・日向坂46)オーディション」に合格し、メンバーに。歌唱力に定評がある。2019年6月より『ar』のレギュラーモデルを務め、ファッションイベントにも出演。また、冠番組『キョコロヒー』(テレビ朝日)をはじめ、バラエティでも活躍している。

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