志尊淳、ギムナジウム舞台に思春期の性愛の葛藤表現 - 『春のめざめ』
俳優の志尊淳が4日、神奈川県・KAAT 神奈川芸術劇場にて行われた主演舞台『春のめざめ』のゲネプロ及び囲み取材に、共演の大野いと、栗原類、演出の白井晃とともに登場した。
同作はドイツの劇作家・ヴェデキントによって1891年に書かれ、センセーショナルな内容から、当時上演禁止処分を受けた。ギムナジウム(中等教育機関)を舞台に、10代の少年少女たちが性の目覚めをむかえ、子供を抑圧する社会や大人への憤りに葛藤する姿を描く。
サディスティックな欲望や過ちなど、様々な思春期の性愛を表現し、主人公のメルヒオールを体当たりで演じた志尊。「僕たちが通ってきたことでもありますし、各々が抱えているものは、今の自分たち誰しもがあるようなものだと思ってる」と作品について語った。
これまでの出来について聞かれた白井は、「まだ80点くらいかな。ゲネプロで90点、初日で100点の予定です」と力強く宣言。「ベテランでは出せないエネルギーもあると思いますし、技術ではなくて彼らが頑張って立ち向かおうとしているところが一番、我々にとっても新鮮だし、そこが見どころ」とアピールした。
「座長という意識はあんまりない」という志尊は、「いろんなことをいろんな人から吸収できるようやってきた」と振り返った。大野は志尊について「すごく真剣に稽古中向き合ってる姿を見ると、人一倍プレッシャーとか感じてるんだろうなと伝わってくる」と語り、栗原も「僕も志尊さんの稽古をずっと見てきた」と頷く。栗原は「(志尊と白井の)2人ともずっとディスカッションもしていたので、どんな感じに幕をあけるのか、楽しみな感覚でいます」と初日への意気込みを見せた。
神奈川公演はKAAT 神奈川芸術劇場 大スタジオにて5日~23日。京都公演はロームシアター京都 サウスホールにて27日~28日。北九州公演は北九州芸術劇場 中劇場にて6月4日。兵庫公演は兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールにて6月10日~11日。
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