ワンランク上の角瓶「プレミアム角瓶」でウイスキーをロックで飲んでみては?
――まず「プレミアム角瓶」開発の経緯を教えてください。
奈良さん「6年位前から始めたハイボール戦略が功を奏し、ウイスキーを楽しんで頂いているお客様が増えてきました。そこで、ハイボールをきっかけにウイスキーを飲むようになった方々に、次の段階としてより本格的に、かつ気軽にウイスキーを楽しんでもらいたいと思い開発したのが、2013年5月に発売した「プレミアム角瓶」です。
2,000円前後(1,500~3,000円)の、いわゆるミドルクラスと呼ばれるウイスキーで、週末に楽しむウイスキーもあってよいのではと」
――2014年4月からは、300mlサイズも販売開始されていますね。
奈良さん「『700mlの通常サイズではチャレンジしにくい』、『飲みきれるかどうか心配』という声もあり、お試しサイズという意味も込め、2014年4月より300mlサイズの発売を始めました。価格も900円ほどと、より気軽に試してもらえるようになったのではないでしょうか。また、「プレミアム角瓶」に関しては、より多くの方に接して頂きたいという思いもあり、コンビニでの販売を重視しています。300mlの小サイズならコンビニに置いてもらいやすいことも意識しました。“角瓶ブランド”ということで注目度も高く、現状ほとんどのコンビニで取り扱って頂いております」
――味の特徴はいかがでしょうか。
奈良さん「「プレミアム角瓶」は、ドライフルーツのような凝縮された甘み、複雑な香りと熟成感のあるシェリー樽原酒、「山崎」でも使われている、フルーティーでほのかに甘く、華やかな感じのワイン樽原酒を柱に、様々な原酒を組み合わせています。カスタードクリームやメイプルシロップといった上品な甘さを彷彿させる香り、重厚な味わいが楽しめます。
飲むと明らかにランクが上で、 “いいウイスキーを飲んでいる”と感じて頂けると思います」
――どういった方々に「プレミアム角瓶」をお勧めしますか。
奈良さん「30~40代の男性ですね。ハイボールでウイスキーを飲むようになった方たちに、より本格的なウイスキーを楽しんでもらいたい。働いた後にふっと一息つくときのアイテムとして、傍に置いてもらえればと。当初は角瓶ブランドでウイスキーに入ってきた人たちを想定していましたが、実際は、「角瓶」から入ったファンだけでなく、2,000円台のウイスキーを探していて「プレミアム角瓶」にたどり着いたという方が半々位でした。週末だったり、自分へのご褒美といった感じで買って頂けているようです」
――お勧めの飲み方は?
奈良さん「ロックが一番お勧めです。ロックで飲むと「角瓶」との違いも際立ち、感動が大きいと思います。また飲む前にちょっとお水を足すと、香りが立ってよいですよ。
「山崎」等のシングルモルトウイスキーは、個性があって香りも高く、特徴も際立っています。慣れてくるとそこが楽しみでもあるのですが、ウイスキーにエントリーしたばかりの方からすると飲みにくいかもしれません。その点「プレミアム角瓶」はブレンディッドウイスキーなので、飲みごたえがありつつ全体がなめらかで、ロックにしても飲みやすい。ロック入門編としてもお勧めできます。水割りにしたり、ハイボールにしたり、ロックにしたりといろんな飲み方ができるのがウイスキーのよいところだと思います。「プレミアム角瓶」をチャレンジのきっかけとして、ウイスキーの楽しみ方を深めて頂きたいですね」
大橋さん「氷が溶けて、時間とともに味わいが変わっていくのもロックの特徴です。カランカランとグラスを回していくうちに氷が溶けていって、まろやかになっていく。そのなかで自分の好きな濃さを探していくのも楽しいですよ」
――どのようなシーンがロックの「プレミアム角瓶」に合いますか。
奈良さん「ゆったりと食後の時間に楽しんでもらうとよいと思います。食後、子供も寝静まって、一人の時間を静かに楽しむといった感じに飲んで頂ければと思っています。つまみとしては、チョコレートやドライフルーツ等が非常に相性がよいです」
大橋さん「コンビニで「プレミアム角瓶」とともに、チョコレートやドライフルーツも買えるので、晩酌に必要なものをすべてコンビニで完結することができるんです(笑)。ウイスキーは劣化しにくいので、飲み切らなくても大丈夫です。一度購入頂けると、意外とコストパフォーマンスが高いと思って頂けると思います」
ハイボールでウイスキーの魅力に触れ、奥深いウイスキーの世界へのさらなる一歩を踏みだそうとしたときに、コンビニから気軽に始められるのはかなり魅力的だ。「プレミアム角瓶」を飲みながら、ちょっと贅沢なオトナな時間を過ごしてみてはいかがだろうか。