くらし情報『『この世界の片隅に』のんに心揺さぶられ…CMディレクター・箱田優子の挑戦 - 人気女優の演出法と"ブルーアワー"の表現』

2017年6月10日 21:00

『この世界の片隅に』のんに心揺さぶられ…CMディレクター・箱田優子の挑戦 - 人気女優の演出法と"ブルーアワー"の表現

『この世界の片隅に』のんに心揺さぶられ…CMディレクター・箱田優子の挑戦 - 人気女優の演出法と"ブルーアワー"の表現

●人は簡単に手のひらを転がらない
TSUTAYAが主催するプロ・アマ問わずの映画コンテスト「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM」(以下TCP)。受賞作には最低でも5,000万円の製作費が用意されるという破格の"映画愛"は業界内で話題となり、毎年数多くの作品が寄せられている。3回目を迎える今年も、いよいよ応募期限が迫ってきた(WEBエントリー締め切り:6月13日/企画書など郵便物送付締め切り:6月16日必着)。

マイナビニュースでは、昨年受賞した4人に接触。受賞作の制作前に受賞の喜びや過程、そして"映画愛"を掘り下げた。最後となる第4弾は審査員特別賞を受賞した箱田優子氏(35)。実はこの賞、当初の予定にはなかった文字通りの「特別」枠で、誰よりも受賞を驚いていたのは箱田氏自身だった。

「私はそんなドラマチックな人生を送っていない」

映画を観ていて、どこか他人事のように感じてしいた自分。
そして、地元・茨城への言い知れぬ感情。その2つが重なる。

受賞作『ブルーアワー(仮)』は、都内の映像会社に勤務する33歳の女性が主人公。あることがきっかけで、"大嫌い"な地元・茨城に帰郷することになる。

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