山田洋次監督、92歳の誕生日迎え元気にイベント登壇 撮影中は大泉洋の喧嘩シーンに乱入
映画『こんにちは、母さん』(公開中)の公開中舞台挨拶が13日に都内で行われ、吉永小百合、大泉洋、永野芽郁、宮藤官九郎、寺尾聰、山田洋次監督が登壇した。
同作は山田洋次監督によるオリジナル作。大会社の人事部長として日々神経をすり減らし、家では妻との離婚問題、大学生になった娘(永野)との関係に頭を悩ませる神崎昭夫(大泉)は、久しぶりに母・福江(吉永)が暮らす東京下町の実家を訪れると、割烹着を着ていたはずの母親が艶やかなファッションに身を包み、イキイキと生活していることに驚く。恋愛までしているようで戸惑う昭夫だったが、お節介がすぎるほどに温かい下町の住民や、これまでとは違う“母”と新たに出会い、次第に見失っていたことに気付かされてゆく。
○吉永小百合がお祝い
きょう13日に92歳の誕生日を迎えた山田監督は、元気な様子で登場。作中では大泉と宮藤の取っ組み合いの喧嘩シーンがあるが、宮藤は「やってると監督がツラツラって入って来たんですね。『もっと速く速く』とかって言って入ってきて、そうすると助監督さんが『危ない危ない』と引き下げる。で、やってるとまた『違う違う』と入っちゃうんで、『危ない危ない危ない』と言って、3人で喧嘩してるみたいな。