2017年9月29日 11:30
わたしの金言 ~芸能界と心の支え~ (5) 夏まゆみ、天然素材への指導で決意「自分が変わる」- ASAYAN"鬼"イメージに
多くの人の支持を集めることが人気のバロメーターである一方、常に評価の目にさらされ、時には辛辣な言葉も浴びる宿命を負う芸能人。それぞれの職業観の中で、どのような言葉を支えにして苦境を切り抜け、仕事と向き合っているのか。連載「わたしの金言」は、芸能界に携わる人々が心の拠り所としている言葉を聞く。
第5回は、AKB48、モーニング娘。、ジャニーズなど300組以上の振り付け指導にあたってきたコリオグラファーの第一人者・夏まゆみ(55)。『エースと呼ばれる人は何をしているのか』(14)、『教え子が成長するリーダーは何をしているのか』(17)などの著書にもある通り、教え子との向き合い方を追求し続け、伝える言葉の影響力について誰よりも敏感に捉えてきた人物だ。
私がいちばん変わったのは、吉本印天然素材を指導していた頃。言うことを聞いてくれないヤンチャな子ばかりで困っていた時、当時プロデューサー兼マネージャーの方から「夏先生、セクシーやから」と言われました。
これが私の金言です(笑)。
それを聞いた直後、「えっ? わたし!? 言うこと聞いてくれないのは、私のせいなの?」と理解ができませんでした。それまで、「指導」