山下聖菜、「やめたら終わり」で板に立つ - 舞台『ポセイドンの牙』
女優・山下聖菜(18)にとって今年5作目となる舞台『ポセイドンの牙』(10月13~21日・紀伊國屋ホール)。水産高校に通う陽気な男子仲間・スイサンズたちは、自治体の資金難によって男子校へと変わる計画がある母校を救うべく、怪物たちと宝物の争奪戦を繰り広げる。数々の困難を乗り越えていく彼らの原動力となっているのは、「あきらめない」という純粋な気持ちだ。
山下が演じるのは、スイサンズのマドンナ的な存在で武闘派の美少女・寅一知花(とらいち・しるば)。周囲に翻弄されながらも、自身の心と向き合っていくヒロインは、他の男子高校生たちと同じように1つの答えにたどりつく。13日に公開ゲネプロが行われた直後、本番2時間前の山下にも「あきらめない」心がしっかりと宿っていた。
――ゲネプロ、楽しく拝見しました。前田航基さんにつかみみかかるシーンもあって、なかなか激しい武闘派美少女でした。
そうですね(笑)。(前田)航基くんとは同い歳で、誕生日が3日違いなんです。
――前田さんは初舞台で座長の大役。山下さんはすでに舞台経験を積んでいますが、アドバイスを求められることは?
すごく明るい方。かわいらしさに癒やされながらも、カンパニーを引っ張ってくださっています。