くらし情報『北野武監督、次回作のテーマは「暴力映画におけるお笑い」2部構造で新たなパロディの形を模索』

2023年11月15日 18:14

北野武監督、次回作のテーマは「暴力映画におけるお笑い」2部構造で新たなパロディの形を模索

北野武監督、次回作のテーマは「暴力映画におけるお笑い」2部構造で新たなパロディの形を模索

映画『首』(11月23日公開)の日本外国特派員協会記者会見が15日に都内で行われ、北野武監督が登場した。

同作は、原作・監督・脚本・編集を北野武が務める最新作。天下統一を掲げる織田信長(加瀬亮)は激しい戦いを繰り広げていたが、その最中に家臣・荒木村重(遠藤憲一)が反乱を起こし姿を消す。信長は家臣を一堂に集め、自身の跡目相続を餌に村重の捜索を命じるが、明智光秀(西島秀俊)はなぜか村重を殺さず匿う。村重の行方が分からず苛立つ信長は、思いもよらない方向へ疑いの目を向け始めるが、それはすべて仕組まれた罠だった。波乱の展開が、 “本能寺の変”に向かって動き出すこととなる。

○■次回作の構想も明かした北野武監督

バイオレンス映画とお笑いとの切り替えについて聞かれると、北野監督は「シリアスなこととお笑いというのは表裏一体というか、お笑いというのは悪魔だと思ってるんですよ。シリアスな結婚式とかお葬式とか、みんなが緊張するようなとこに必ず悪魔が忍び込んできて、お笑いに持って行ってしまう」と持論を展開。
「チャップリンの言葉ではないけれども、ホームレスの人がバナナを踏んで滑って倒れたらかわいそうだと思うけども、総理大臣とか、もっと上の偉い人がバナナを踏んで倒れるとみんな笑う。

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