ビートたけしが叫び、血飛沫飛び交う 映画『首』ファイナル予告映像
北野武監督の最新映画『首』(11月23日公開)の予告映像が16日、公開された。
○■登場人物の“死”を感じさせる予告映像
今回公開されたのは、容赦無いバイオレンス描写を凝縮したファイナル予告映像。ビートたけし演じる羽柴秀吉の「さっさと死ねよ!」という叫びで幕を開ける映像は、「威風堂々」の壮大な音楽にのせて次々と血祭りに上げられていく男たちの姿が映し出され、ただ己の欲望のまま動く狂人たちの剥き出しの本性が描かれている。
天下人である織田信長の“首”を巡る戦いには、武将、百姓、芸人と身分の違う男たちが成り上がるべく調略し、容赦なく邪魔者を消していく様が「狂ってやがる」という言葉に凝縮されている。羽柴の「どうせお前、死ぬけどな」という一言が、登場人物全員の“死”を予感させている。
【編集部MEMO】
映画『首』は、原作・監督・脚本・編集を北野武が務める最新作。天下統一を掲げる織田信長(加瀬亮)は激しい戦いを繰り広げていたが、その最中に家臣・荒木村重(遠藤憲一)が反乱を起こし姿を消す。信長は家臣を一堂に集め、自身の跡目相続を餌に村重の捜索を命じるが、明智光秀(西島秀俊)はなぜか村重を殺さず匿う。