2023年11月16日 23:04
スタジオポノック 西村義明P、亡き高畑勲監督と交わした約束「もう1本映画を作ろうと…」
アニメーション映画『屋根裏のラジャー』(12月15日公開)のジャパンプレミアが16日に都内で行われ、寺田心、鈴木梨央、安藤サクラ、仲里依紗、山田孝之、イッセー尾形、百瀬義行監督、西村義明プロデューサーが登壇した。
同作は『メアリと魔女の花』で鮮烈なデビューを飾ったスタジオポノックの最新作。イギリスの作家・A.F.ハロルド氏の『The Imaginary』を原作とし、想像から生まれたイマジナリーフレンド達による人間には決して見えない大冒険をアニメーションで描いている。少女・アマンダ(鈴木)の想像から生まれた主人公・ラジャーの声を寺田が務めるほか、ラジャーを取り巻く個性的なキャラクターを安藤、イッセー、仲、山田、高畑淳子ら実力派キャストが演じる。
○■スタジオポノック 西村P「高畑勲という人がいなかったら僕は……」
「この作品は作るのがすごく大変で企画から6年くらいかかりました」と語った西村氏。「最後に僕の友達の話をしたい」と切り出し、「僕には40歳くらい年の離れた友達がいて、高畑勲という監督なんです」と2018年に亡くなった高畑監督とのエピソードを語り始める。
「(高畑さんの)奥さんが交通事故に遭ったときに病院に行ったんです。