大泉洋は本当に「弄られキャラ」なのか? 実は最強でミステリアスなその魅力
『探偵はBARにいる3』が公開中だからというわけではないが、大泉洋は、ミステリアスだ。
え? と思った人もいると思うが、まあ、話を聞いてほしい。
大泉洋は、たしかに、一見、わかりやすいアイコンである。故郷の北海道をこよなく愛しながら、芝居やバラエティーをやっている、気取らず親しみやすい、ユーモアにあふれたおしゃべり上手な好人物という印象を彼に対してもっている人が多いと思う。それを、いやいや違うと覆すつもりはない。
改めてプロフィールをおさらいすると、大泉洋は、北海道で劇団TEAM NACS活動と平行しながら出演していた北海道ローカルのバラエティー番組『水曜どうでしょう』から火がついて、みるみるうちに全国区の人気を獲得。テレビドラマ、映画、舞台と大活躍している。前述の魅力につけ加え、バラエティー番組では何かと弄られ、そのつどボヤくのも特徴で、困り顔が似合う俳優という印象もある。
そこが愛らしい。と同時に、気になるのは、そこなのだ。
ほんとうに、この人は弄られボヤくキャラなのだろうか。
○ハードな事件に巻き込まれる探偵
大泉洋が主演の『探偵はBARにいる3』の“探偵”(なぜか名前がなく“探偵”のみ)