ヤマハ、10年ぶりの産業用無人ヘリ最新モデル「FAZER」で攻めの農業に貢献
ヤマハ発動機は10月22日、産業用無人ヘリコプターのニューモデル「FAZER(フェーザー)」(画像1)を11月初旬から発売するのに合わせ(10月7日発表)、「『攻めの農業』に貢献する産業用無人ヘリ事業説明会」を実施した。
ここではその新型機について紹介すると共に、産業用無人ヘリの国内外における農業などでどのように活用されているのか、また今後同社でどのように展開していくのかといった説明会で語られた内容をお届けする。なお、説明会にはヤマハUMS事業推進部長の石岡修氏(画像2)、農林水産航空協会常務理事の斎藤武司氏(画像3)らが出席し、説明を行った。
ヤマハ(発動機)というと、バイクのイメージが強いのだが、それ以外の多彩な乗り物を扱っている。厳密には無人なので「乗り物」とは違うかも知れないが、UMS(Unmanned System:無人操縦システム)分野の産業用無人ヘリも同社の得意分野の1つだ。具体的に産業用無人ヘリとはどんな形で定義されているのかというと、用途として主に水稲などの農作物を対象に農薬や種もみなどの散布に使用され、ガソリンエンジンを動力源とし、日本の法律では積載可能重量は離陸総重量(100kg未満)