井頭愛海、『べっぴんさん』バトンの重圧「心が10回ぐらい折れた」
オスカープロモーション所属のタレントが集う毎年恒例マスコミ向けイベント「晴れ着撮影会」が昨年12月7日、東京・明治記念館で行われ、井頭愛海(16)が4年ぶりに出席した。当時は、女優デビューを果たした映画『おしん』が公開されたばかりの頃で、同事務所の先輩・上戸彩との共演を経て、「もっと演技を磨きたい」「『井頭愛海みたいな女優になりたい』って言ってもらえるようになりたい」と語っていた井頭。2017年はNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』で15歳から40歳までを演じ、女優としての成長ぶりを印象付けた。初めての「晴れ着撮影会」から4年。自身の成長過程と共に、朝ドラの撮影秘話を語ってもらった。
○『べっぴんさん』前代から引き継ぐプレッシャー
井頭愛海撮影:宮川朋久
晴れ着撮影会は4年ぶり。ここの場所に立たせていただけるのは本当にありがたいことです。なかなかできない経験というか、自分ががんばってきたことを認めてくれたような気持ちです。
実はこういう記者会見はすごく苦手で。4年前もすごく楽しかったんですけど、その楽しみと不安で昨日はほとんど眠れませんでした(笑)。でも、この日をすごく楽しみにしていました。
2017年は『べっぴんさん』に出演させていただきました。オーディションを受けてからしばらく時間が経ってたので、「きっと受からなかったんだろうな」と落ち込んでいたんですけど、出演が決まって本当にうれしくて。小さい頃から憧れていた朝ドラなので「よし! がんばろう!」と気合いが入りました。
でも、撮影がスタートするとすごく大きな壁がいくつもあって。心が10回ぐらい折れたんです(笑)。
お芝居が自分の思い通りにいかなかったり、お稽古でも自分との闘いですごく落ち込んじゃったりしたことがあって。撮影前に一度心が折れて、立ち直ってから撮影に臨めたんですが、途中参加でもあったので現場になじめるのかも不安でした。
私が演じさせていただいたさくらは、年代別に5代ぐらいに分かれていて、私より前の時代を演じた子たちの意志をきちんと繋げられるのかもプレッシャーでした。最初にごあいさつした時に前の世代のさくらを演じた子が、すごく名残惜しそうで。きっと寂しさもあると思うんですけど、バトンの重みを感じました。その時に支えてくださったスタッフさん、ご飯に誘ってくださった共演のみなさん。撮影が終わる時には、本当の家族になれたような気がしました。いい人ばかりで、「なんて私は幸せ者なんだろう」と感謝の気持ちでいっぱいでした。
○4年前の『おしん』時代から変わったこと
『べっぴんさん』では15歳から40歳までを演じさせていただいたんですが、最初はどこまで演じるのかも決まっていなくて、それでオーディションの結果が遅れたそうなんですが、「25歳の設定で演じてみて」と言われた時に何をどう変えればいいのか自分の中で分からなくて。お芝居をそこまで経験していないので不安もありましたが、環境が変わる前後の役の雰囲気を変えてみたり、視聴者の方は気づかないかもしれないんですけど、作業の手を汚してみたり、いろんな工夫をしました。これは現場で学んだこと。例えば走るシーンだったら、直前まで走っている方がいて、そういう部分は取り入れさせていただきました。
前回、取材していただいたのは4年前の晴れ着撮影会だったんですね? ちょうど『おしん』が公開されたばかりの頃。以前はカンペに書いたことしか言えないような感じで(笑)、この質問にはこの答えみたいにガチガチに考えていたんですが、1通りから2通り、3通りと答えられるようになって、少しだけ成長できたのかなと思います。
2018年は2017年の自分を超えていきたいです。2017年はたくさんの方から刺激を受けて吸収できたので、吸収するだけじゃなくて、それを自分なりに発揮していって、観てくださった方の印象に残るような女優さんになっていければいいなと思います。
■プロフィール井頭愛海(いがしら まなみ)2001年3月15日生まれ。大阪府出身。身長158cm。O型。2012年に第13回全日本国民的美少女コンテストで審査員特別賞を受賞。翌年1月に同コンテストのファイナリストで結成された次世代ユニット・X21に加入し、同年10月公開の映画『おしん』で女優デビュー。2017年はNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』のほか、ドラマ『明日の約束』などに出演した。
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