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高石あかり「お芝居が楽しくて仕方がない」 夢は朝ドラヒロイン! 恩師との約束も明かす

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高石あかり「お芝居が楽しくて仕方がない」 夢は朝ドラヒロイン! 恩師との約束も明かす

●保育園時代に芽生えた女優という目標
昨年、映画『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』や『わたしの幸せな結婚』などでの演技が評価され「第15回TAMA映画賞」で最優秀新進女優賞を受賞し、NHK夜ドラ『わたしの一番最悪なともだち』への出演も注目を集めた高石あかり。「エイベックス・マネジメント・エージェンシー 新春参拝&晴れ着お披露目会」で華やかな晴れ着姿を披露した高石にインタビューし、女優業への思いや今後の抱負を聞いた。

――作品を重ねられてきて今の女優業への思いをお聞かせください。

お芝居が楽しくて仕方がないというのはずっと変わっていませんが、作品ごとに役へのアプローチを毎回変えるようにしているので、ちょっとずつその幅が広がってきているなと感じています。『ベイビーわるきゅーれ』や夜ドラのような明るい役が多いですが、控えめな役や何か抱えている役も少しずつさせてもらえていて、いろんな役で私を知っていただける機会が増えていったらいいなと思っております。

――女優になりたいと思ったのはいつ頃からですか?

保育園に通っていた頃に『花より男子』を見て、その時からずっと「女優になりたい」と言っていて、卒業文集にも書いていました。

――今、本当にやりたかったことができているわけですね。

心からそう言えると思います。
もう幸せしかないです! 私の人生、芝居なので、芝居をさせてもらえている限りは生きていけると思います(笑)
○『ベイビーわるきゅーれ』は「いろんな扉を開けてくれた」

――特にご自身にとって大きな経験になったと感じている作品を教えてください。

『ベイビーわるきゅーれ』は私の中で大きいもので、初主演もこの作品ですし、賞もいただき、いろんな扉を開けてくれたというか、知らない世界に連れて行ってくれた作品です。関わっている方たちが家族みたいな方たちで、最近シーズン3を撮ったのですが私の地元・宮崎で撮らせてもらって、それも縁を感じますし、大切にしたいと思える作品です。

――いろいろ作品を経験する中で女優として学びや成長がありましたらお聞かせください。

作品全体を見られるようになってきたかなと思います。昔はどうしたら見てもらえるかなとか、爪痕を残そうとか考えていましたが、今は映画やドラマ全体を見て自分の役をどうしたらいいか考えるようになりました。――それも『ベイビーわるきゅーれ』への出演が大きかったのでしょうか。

いろいろな作品を経験させてもらって、徐々に変わっていったのかなと思います。
『ベイビーわるきゅーれ』は全体のことを考えるというより、はっちゃけた役なので「好きにしていい」と言われていて。メインではなく少し出させてもらう作品などでは、どういう立ち振る舞いをしたらいいのか考えるようになりました。

○市川実日子との共演シーンで鳥肌「この体験は大切にしたい」

――共演した先輩からのアドバイスで大切にしていることなどありましたら教えてください。

夜ドラで共演させてもらった市川実日子さんとのお芝居ですごく印象的なシーンがあって、2人とも目を一切合わせず、お互い前を向いて、ぽつぽつと言葉を交わし合うシーンがあったのですが、市川さんが発する最後のセリフで毎回鳥肌が立ち、2人だけの空間になっているような感覚があったんです。それは私だけの感覚なのかなと思っていたら、市川さんから『すごいビリビリするね』と言ってもらって、通じ合った瞬間というか、それを体験できたのは貴重だし、女優としてこの体験は大切にしたいと思いました。

――2人とも本当に役として生きているから、そういう感覚になれたのでしょうか。

そうだと思います。市川さんにはいろいろ質問もさせてもらって、「泣くってどうやってやりますか?」ということも聞きました。
私は感情で泣くタイプなので、技術的に泣こうと思って泣けるようになりたいなと思って市川さんに聞いたら、「涙は泣こうとして泣くものじゃない」「心がなかったら無理」とおっしゃって、なるほどなと。心ありきでお芝居するものなんだなと改めて大切なことを学ばせていただきました。

――市川さんとまた共演する機会があったらいいですね。

そうですね。再会できる女優になりたいという思いもあるので、これからそういった再会ができたらいいなと思います。

●2024年の抱負と朝ドラヒロインという夢

――晴れ着お披露目会では、今年の抱負を「芽」とし、「昨年はいろんな作品に関わらせていただいて種まきをした一年。今年はその種が芽吹く年になればいいなと、そして来年はその芽が咲いたらいいなと考えています」と話されていましたが、今年はいろいろな作品が控えているということですね?

そういう年になるのかなと。皆さんに知っていただける機会が増えたらいいなと思っています。


――さらにその先、女優としてどのようになっていきたいと考えていますか?

誰もが知っているような女優になりたいですし、この役はこの人にしかできないと言っていただける女優になりたいです。最近は元気な役が多いですが、カメレオンと言われるような、いろいろな色を出せる女優にもなりたいなと。そして、お芝居に力を注ぎ、お芝居の力で勝負できるような女優になりたいなと思います。
○朝ドラヒロインという夢に向かって「一歩一歩頑張っていきたい」

――具体的に掲げている目標はありますか?

朝ドラのヒロインになりたいというのが昔からの夢です。小学生の時の先生で、私の恩師がいるのですが、その方と約束した朝ドラヒロインという夢は、ずっと叶えたいなと思っています。

――朝ドラはご自身にとってどういう存在ですか?

誰もが夢見る場所だと思います。大変なことの方が多いとと思いますが、女優を目指したのと一緒で、「なりたい!」の一心で。その夢に向かって一歩一歩頑張っていきたいです。


■高石あかり
2002年12月19日生まれ。宮崎県出身。2019年より女優としての活動を本格化。映画『ベイビーわるきゅーれ』(21)で映画作品初主演を果たし、2023年に『わたしの幸せな結婚』『ベイビーわるきゅーれ 2ベイビー』などでの演技が評価され第15回TAMA映画賞 最優秀新進女優賞を受賞。映画『まどろみの彼女たち』が2月9日公開、『ベイビーわるきゅーれ』シリーズ第3弾が2024年秋公開予定。また、『高石あかりファースト写真集幻灯』が2月16日に発売される。

※高石あかりの「高」ははしごだかが正式表記

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