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ムロツヨシ、48歳の誕生日に1人2役映像公開「加減が難しくて…」

マイナビニュース

俳優のムロツヨシが主演を務める、映画『身代わり忠臣蔵』(2月9日公開)の本編映像が23日、公開された。

この度公開されたのは、嫌われ者の殿・吉良上野介と弟の孝証が登場するシーンで、23日に誕生日を迎えたムロツヨシが1人2役を演じている。映像は、兄から家を追い出されてしまい路頭に迷う、金ナシなまぐさ坊主となってしまった弟が戻ってきたところから始まり、兄弟の再会にしては穏やかでは無い様子。池の鯉に餌をやりながら「あのムダ飯食いめ…」と弟への嫌悪感丸出しの上野介だが、次の瞬間、岩陰からその餌に食らいつく孝証が現れ、とことん兄を煽るその姿からはもはや坊主の面影はない。2役の対比が描かれ、ムロは冷酷無比の兄とグレにグレて物乞いおじさんと化してしまった弟を見事に演じ分けている。

ムロは印象的だった場面として本シーンを挙げており「楽しく演じました。思った以上に面白くなったので見応えがあるシーンかなと思います」と振り返る。「吉良上野介は悪い人間というのがどこまでだったのか、加減が難しくて監督と話し合った」と役作りも試行錯誤して挑んだそう。


原作・脚本を務める土橋氏は「グレている孝証が、映画が進んでいく中でだんだん丸くなって人間の心を取り戻していく。そういった表現をしっかりと行動やセリフ、仕草で表しているところが、すごく研究されて役を作ってくださったんだなと尊敬します。脚本のイメージをさらに超えていくところがあって、さすが国民的な役者さんだなと思いました」とムロの演じ分けに称賛を送っている。

【編集部MEMO】
映画『身代わり忠臣蔵』は土橋章宏氏による同名小説の実写化作で、同氏が脚本も担当する。嫌われ者の旗本、吉良上野介(ムロツヨシ)が城内で恨みを募らせた赤穂藩主に斬りつけられ、お家取り潰しの危機に両家とも大ピンチ。吉良家家臣からは殿にそっくりな弟・孝証(ムロツヨシ)を身代わりにして、幕府を騙し抜く策が提案される。一方切腹した赤穂藩の部下、大石内蔵助(永山瑛太)は、仇討の機会をうかがっているような、いないようなという状況で、世紀の大芝居「身代わりミッション」が幕を開ける。

(C)2024「身代わり忠臣蔵」製作委員会

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