峯岸みなみ、本当は「激弱」 至福の趣味・観劇に救われ舞台の世界へ
みたいな気持ちでした。でも、オーディションで演出の谷(賢一)さんと台本を読みあったときに、なんとなく、引っかかりがあってくれたような感触を持ったので、受かってから「あの時感じたあれは、本当だったのかもしれない」と思いました。
●追い込まれて握力がなくなった
○舞台上の呼吸から始める
――今は稽古に入られていて(取材は12月下旬)、どういうところが大変だったんですか?
舞台って、その人が選べば、ずっと私のこと見続けることもできるじゃないですか。だから、どの瞬間でも役になってないといけない。でも、私はまだ普通に人のセリフを聞いてしまうんです。動いた方がいいのか、止まっていた方がいいのか、と考えていたら、息もしていしていないくらいガチガチだったらしくて、「呼吸して!」と言われました。まだ初歩的なことが踏み出せてない気がして、むちゃくちゃ焦ります。
――これまでもAKB48としてずっとステージに立ち続けられていますが、それとはまた違う感覚なんですか?
"誰か"としてステージに立つというのはなかったので、難しいです。
逆に役者さんは「歌って踊って、すごいね」とおっしゃってくださいますが、それはずっとやってきてますからね。