山下聖菜、『駆けはやぶさ ひと大和』で背負う2つの責任「強く心に」
昨年5作の舞台に出演した女優の山下聖菜(19)。今年も人気の「もののふシリーズ」の最終章となる『駆けはやぶさ ひと大和』(東京:天王洲劇場2月8日~18日 大阪:森ノ宮ピロティホール2月23日~25日)で紅一点、存在感を示している。東京公演を終え、23日からの大阪公演を控え、同作への思いを語った。
本作は、白虎隊の青春を描いた『もののふ白き虎』(15年)、新撰組なき後の斎藤一を主軸にした『瞑るおおかみ黒き鴨』(16年)に続く「もののふシリーズ」の最終章。初の単独舞台主演となるDa-iCE・花村想太が新撰組隊士・中島登を演じ、山下はその幼なじみで近藤勇や土方歳三と同じ武州多摩出身、遊郭に身請けされた本作オリジナルキャラクター・音海を演じる。
女優の山下聖菜
○演出・西田大輔から「大人になったね」
――オリジナルキャラである音海の人物像をどのように捉えて、役を構築していったのでしょうか。
「遊郭に身請けされた」ということを聞いて、初め自分の中で大人っぽい音海をイメージしていました。遊郭というものも全く知らない世界だったので、遊郭が舞台となっている作品を色々と観せて頂き、もののふたちを陰で支えた女性たちの人物像も捉えたくて、その時代を描いている作品も観たりして世界観をきちんとつかめるよう、まずは準備をしました。