アドバンテスト、TPMS用MEMSセンサ試験向けに「V93000」のテストセルを発表
アドバンテストは5月14日、中国車載市場向けタイヤ空気圧監視システム(TPMS)に搭載されるMEMSセンサの最終テスト用にテストシステム「V93000」プラットフォームのテストセルを発表した。テストセルはOSATを含む複数の顧客施設で生産稼働中という。
今回のテストセルは「V93000 Smart Scale」プラットフォームと、最大1024ピンで高効率マルチサイトテストを可能にするスモールテストヘッド「A-class」、デジタルチャネルモジュール「Pin Scale 1600 ユニバーサル・ピン」に加え、他社のハンドラと圧力刺激装置で構成されている。このテストセルは、リソースを切り替えることなくMEMSセンサデバイスのすべてのテスト項目を包括的にカバーし、高いスループットを実現している。最大1.6GbpsのデジタルI/Oプロトコル、組み込みフラッシュ(eFlash)などの不揮発性メモリ、A/DおよびD/Aコンバータ、315~433MHzのUHFトランスミッタのテストに対応する。
また、同社のソフトウェア「SmarTest」は、テストセルの運用効率を向上させる。「SmarTest」は複数台のハンドラを接続したテストセル構造を可能とし、将来の量産能力拡大を実現する。