くらし情報『若林佑真、トランス男性表現めぐり考えること 『52ヘルツのクジラたち』宣伝への提案、志尊淳と約束も』

2024年3月8日 09:00

若林佑真、トランス男性表現めぐり考えること 『52ヘルツのクジラたち』宣伝への提案、志尊淳と約束も

それまでにも志尊君とは一言一句話し合ってきていたのですが、そこも「このビックリマークってなんだろうね」と話し合っていました。僕の中では、お母さんの言葉に反射的に出た否定の言葉だと思ったんです。でも志尊君がリハーサルで演じた時、すごく間をおいてから「……障害じゃなか」と落とした感じで言葉を置いたんです。

僕の想像していたのとは違ったんですけど、それを聞いた時「これだ。これが本当のアンさんの反応なんだな」と思いました。話し合っていたものじゃなくて、余さんと向き合ったときに生で出てきたもの、それを出してきてくれた志尊君。これがこのシーンの正解だと。そのとき、「この人に全部託せる」とより強く感じました。


――そこで志尊さんがそうした言い方になった理由は尋ねましたか?

お母さんの顔を見て、お母さんが今まで自分のことを思ってきてくれたことを考えたら、「否定できなかった。無理だった」って。それを聞いて、僕も「本当にそうだよな」と思いましたし、やっぱり台本上で想像するのではなく、余さんから受けて出てきた生の感情だし、人が演じている醍醐味だと思いました。

○杉咲花、志尊淳も「宣伝の方向性について向き合ってくれた」

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