くらし情報『藤ヶ谷太輔、「他人と向き合わない」難芝居挑戦で俳優として飛躍の予感』

2018年3月15日 11:30

藤ヶ谷太輔、「他人と向き合わない」難芝居挑戦で俳優として飛躍の予感

救いようのない人ではないのだなと思うし、逃げて、逃げて……、その結果、ある瞬間、裕一が他者に対していままでにないリアクションを見せることがあって、そのときの藤ヶ谷の見せる、明らかな違いには目を見張るものがある。

とにかく、思いがけない展開が待っている。長い時間、はっきり言葉にしない登場人物の気持ちを観察し続けた結果のサプライズを、どう捉えるかは、人それぞれ……。

最後に。

藤ヶ谷太輔、ダッフルコート、似合うなあ!

ダッフルコートは、青春の苦さの象徴だなあと思う。

■著者プロフィール
木俣冬
文筆業。『みんなの朝ドラ』(講談社現代新書)が発売中。ドラマ、映画、演劇などエンタメを中心に取材、執筆。
著書『挑戦者たちトップアクターズ・ルポルタージュ』『ケイゾク、SPEC、カイドク』、構成した書籍に『庵野秀明のフタリシバイ』『堤っ』『蜷川幸雄の稽古場から』などがある。最近のテーマは朝ドラと京都のエンタメ。

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