福士蒼汰&松本まりか『湖の女たち』、“男”と“女”の視点で描いた予告公開
俳優の福士蒼汰と松本まりかがW主演を務める、映画『湖の女たち』(5月17日公開)の特別予告「男たち」編、「女たち」編が20日、公開された。
○■福士蒼汰、荒々しい態度で財前直見を問い詰める
今回公開されたのは、同作の登場人物たちを“男”と“女”2つの視点で描き出した特別予告映像2種。
「男たち」編は、不審死事件を追う刑事・濱中圭介(福士)と伊佐美佑(浅野忠信)にフォーカス。事件の真実を追求するよりも犯人を確保することを優先し、容疑者に対し不当な取り調べや圧迫捜査を繰り返していく2人が、介護士の松本郁子(財前直見)に荒々しい態度で問い詰める様子も映し出されている。そして映像は、伊佐美の「濱中君よ、世界は美しいんかなぁ」という言葉で締めくくられる。
「女たち」編には、事件が起きた介護施設で働き、次第に濱中とインモラルな関係に溺れていく介護士・豊田佳代(松本)、事件の真実を追いかける正義感あふれる週刊誌の若手記者・池田由季(福地桃子)、刑事の濱中と伊佐美に不当な容疑をかけられ、次第に心身ともに追い詰められていく介護士・松本郁子(財前)、池田が事件について調査していくうちに辿り着く、殺された100歳の老人の謎めいた妻・市島松江(三田佳子)ら4人の女たちが登場。心を縛りつけられていた彼女たちは、事件と過去に隠された衝撃の事実を通して、時に抗い、叫びながら自身を解放しようとする。
登場人物たちと重要なシーケンスが断片的に切り取られた両映像は、不審死事件の裏に隠された深い闇と渦巻く人間模様を更に色濃く感じ取れる仕上がりとなっている。
(C)2024 映画「湖の女たち」製作委員会
【編集部MEMO】
映画『湖の女たち』は、吉田修一氏の同名小説の実写化作。琶湖近くの介護施設で100歳の老人が不可解な死を遂げた。老人を延命させていた人工呼吸器の誤作動による事故か、それとも何者かによる殺人か。謎を追う刑事たちと介護士の女、そして過去の事件を探る記者の行方は、深淵なる湖に沈んだ恐るべき記憶にのみ込まれていく。
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