D・ミネット、『13の理由』の人気の秘密は「登場人物に感情移入できるから」
Netflixオリジナルシリーズ『13の理由』来日スペシャルイベントが23日、都内で行われ、同ドラマに出演している主演のディラン・ミネットをはじめ、アリーシャ・ボー、脚本でエグゼクティブ・プロデューサーのブライアン・ヨーキーが出席。日本人ゲストの若槻千夏、りゅうちぇるとともにトークショーを行った。
Netflixで独占配信中の同ドラマは、 歌手で女優のセレーナ・ゴメスが原作と出会い、6年以上の歳月をかけて自らが制作総指揮として映像化を実現させたドラマシリーズ。昨年の配信開始以来、若者たちを縛るスマートフォンやSNS を通した友情、恋愛、人間関係など、現代社会の抱える闇をリアルに映し出し、"Netflixで初めてイッキ見したドラマ"という声が多く、話題を集めている。
そんな同ドラマで主人公の高校生クレイ役のディラン・ミネット、ある事件の謎を握るジェシカ役のアリーシャ・ボーらが来日。日本は初めてだというディランは「とても美しい街で今回の滞在を楽しんでます」と日本が気に入ったようで、ディランと同じく初来日のアリーシャも「以前から日本に来たいと思っていたので、今回夢がかないました。とても美しい国という印象を抱いています」と笑顔。2人はすでに原宿や渋谷、新宿のゴールデン街を訪れたという。
続けて、同ドラマについてディランが「ここまで世界中の皆さんの心に響いているのは、エンタテインメント作品の範ちゅうで自分たちの姿を誠実に描かれている作品が少ないと思います。登場人物の置かれている状況に感情移入できるからここまで響いているんじゃないかなと思いますよ」と分析し、「制作しているシーズン2はまだ言えないことばかりですが、シーズン1を観ていただいてさらにシーズン2を観ていただくと、キャラクターをより掘り下げているので楽しんでもらえると思います」と続編となるシーズン2もアピールしていた。
イベントの途中から、同ドラマに魅了されたという若槻千夏とりゅうちぇるも登壇し、慣れない英語を喋って3人を歓迎。普段からNetflixを使っているという若槻は「共感というかすごく心にきたのは、他のドラマと違う、当事者の目線に立って作っているところです。当事者の目線があるので繊細なんですよね。そのストーリーに10代20代の若い子がスーッと入っていくと思います。30代である私も見やすくて、自分の子どもにも見せなければいけないリアリティーのあるドラマだなと思いました」と絶賛。また、同ドラマは現在の時代を反映してSNSをテーマにもしている。
SNSについて若槻は「携帯を買い替えて位置情報をオンにしたまま5日間ぐらいインスタグラムにずっと自宅の位置情報が出てました」とSNSの怖さを語るも「ビックリしたのが、誰もざわざわしなかったんです(笑)」と苦笑いを浮かべていた。