今は「親との同居はあり」の人の方が多い? 約半数が「二世帯住宅OK」
「自分の親となら気兼ねなく暮らせそう」という意見がほとんどでした。また、「子供の面倒をみてくれる」(31歳/男性/農林・水産)や「家事が頼みやすい」(27歳/女性/小売店)のように、育児や家事で協力してもらえることをメリットとして挙げる人が大勢いました。その他、「自分が長男だから」(34歳/男性/電機)や「一人親で面倒を見ないといけないから」(32歳/男性/ソフトウェア)のような意見もあり、昔ながらの慣習や家族との間柄などから親との同居を考えている人の意見も寄せられました。「どちらの親でも『あり』だと思う」は全体の約2割でした。「経済的に助かる」(28歳/男性/自動車関連)のように、こちらは一緒に暮らすことで経済的なメリットが得られる、との意見も。また「大切な存在なので」(31歳/女性/団体・公益法人・官公庁)や「親の面倒をみるのは当然」(28歳/男性/自動車関連)のように、結婚すれば自分の親であろうと、相手の親であろうと関係なく「家族」として一緒に暮らすべきと考えている人もいました。逆に、二世帯住宅はどんな形であれ「『なし』だと思う」という回答も約半数。理由は、「面倒だから」が最も多く挙げられました。
自分たちの生活に干渉されたくないという思いが強いようです。「嫁姑問題を発生したくないから」(30歳/男性/商社・卸)のように、親と妻の板ばさみになることを懸念する本音や、「一定の距離があるのが円満の秘訣だと思うから」(37歳/男性/人材派遣・人材紹介)、「近くにいるのはいいが、同じ家だとお互いに遠慮や対立などしそう」(27歳/女性/医療・福祉)のように、仲良く付き合っていくためにはある程度の距離は必要と考えている人の回答も寄せられました。今回の調査では、二世帯住宅について「あり」の割合が半数を超え、なかでもどちらの親でも「あり」が2割以上という結果が印象的でした。不安にさせられる事件や災害も後を絶たないご時世ですから、近くにいればピンチのときに助けてもらえるなど、二世帯住宅のメリットが改めて注目されつつあるのかもしれません。「なし」という回答も半数近くあり、やはりむずかしいイメージのある二世帯住宅ですが、そのデメリットをうまく解消できれば、今後の家族の住まいのあり方も変わっていくのかもしれません。「孝行のしたい時分に親はなし」です。二世帯住宅を検討している方は早めに家族と話し合いを持ってみてはいかがでしょうか?【アンケート対象】調査時期: 2013年10月24日~26日調査対象:マイナビニュース会員調査数: 500人調査方法: インターネットログイン式アンケート