松田凌&内藤大希、俳優として感じる舞台『刀剣乱舞』の「求心力」「大きいうねり」
たぶん座組の中で最も若い中の2人だったんじゃないかな。その後一緒に出演した『野球』という舞台ではダブルキャストだったので、舞台上では1度も会ったことがなくて。その次が今なのですが、僕は初めから大希くんのまとう空気も歌声も「なんて柔らかい方なんだ」と。スズナリで歌声を聞いた時にびっくりしたんですよ。1日だけ歌わなければいけない公演があった時の、衝撃!
内藤:イベントぽい感じの公演だったんだよね。
松田:今も覚えてるんですけど、韓国語の歌を歌ってましたよね?
内藤:そうです。
松田:衝撃的で。「こんなに歌うまいんだ、大希くんって!?」と。
もう、うまいと言うより、響いてくる。歌声まんまの人です!
内藤:え、そんな褒め言葉!?
松田:その上でお芝居にも“イズム”が流れてたりして。柔らかいからこそ、ちゃんと人の事を受け止められる。ひとりよがりじゃない、寄り添って重なり合ってくれるお芝居をされる方なんです。
内藤:それこそ『URASUJI』って、本当に演劇モンスターたちしかいないんですよ。凌くんはたしか、出演する前の公演を最前席で観て、憧れていたんだよね。
松田:いま言っていただいた通り、僕は高校2年生の時に『URASUJI』を観に行って、お芝居を始めようと思ったので、夢の舞台だったんです。