くらし情報『是枝監督「今わかった」“スイミー少女”への『万引き家族』と一部批判』

2018年6月7日 07:00

是枝監督「今わかった」“スイミー少女”への『万引き家族』と一部批判

是枝監督「今わかった」“スイミー少女”への『万引き家族』と一部批判

是枝裕和監督が6日、都内の日本外国特派員協会で映画『万引き家族』(6月8日公開)の記者会見を行い、本作について一部で批判の声が上がっていることのほか、一人の少女に感銘を受けたエピソードを明かした。

同作で原案・脚本・編集を担当した是枝監督は、第71回カンヌ国際映画祭で最高賞となるパルムドールを受賞。日本人監督作品としては、1997年の今村昌平監督「うなぎ」以来21年ぶりの快挙となった。物語の主役は、祖母の年金で足りない生活品を万引きで賄う"万引き家族"。近隣の団地の廊下で震えていた幼女・ゆりを娘として育てることになり、それまでの笑いの絶えない家庭がある事件をきっかけに崩壊し、それぞれが抱える秘密が明らかになっていく。

カンヌで日本の貧困問題に質問が集中したことについて外国人記者から感想を求められた是枝監督は、「この映画は社会的、政治的な問題を喚起するような目的で作ってはいないので、そのようなリアクションが起きるとは思ってなかった」と意外だった様子。パルムドール受賞によって世間の注目度が増し、「普段映画について語らない人たちもこの映画について語るような状況がいま起きている。一部で僕と僕の映画が物議を醸しているような状況になっているんですけども」

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