2018年6月17日 09:00
長瀬×ディーン組み合わせに「いい」 『空飛ぶタイヤ』キャスティング裏話
●ちょっと変わったバディ物にしたい
自身の作品がベストセラーになるだけでなく、映像化により数々のヒットドラマを生み出す小説家・池井戸潤の作品が初映画化となった『空飛ぶタイヤ』(公開中)。大企業のリコール隠しに挑む赤松社長を長瀬智也が演じ、2018年の注目作となっている。
長瀬智也、ディーン・フジオカ、高橋一生と主役級俳優が3人並んだポスターはスタイリッシュながら迫力を見せ、さらに深田恭子、笹野高史、岸部一徳、寺脇康文、小池栄子、阿部顕嵐(Love-tune/ジャニーズJr.)、ムロツヨシ、中村蒼等豪華メインキャストが並ぶ。他、佐々木蔵之介、柄本明、浅利陽介、谷村美月、六角精児、大倉孝二……などなど、細部まで実力派で固められたキャスティングについて、矢島孝プロデューサーに話を聞いた。
○熱さとクールさの対比
――今回主役の長瀬智也さん、原作のイメージからしてもかなりかっこいい人選だったなと思いましたが、どういう風に決まったんですか?
原作の赤松はもう少しもっさりした雰囲気なんですけど、キャスティング時に1度原作の描写を忘れて、ストーリーだけ考えて頭に浮かんできたのが長瀬さんだったんです。