ニチモウ、アグリコン型イソフラボンでインスリン感受性の改善効果を確認
さらにAglyMax群では、Pair-fed対照群に比べ11.0%の体重増加抑制があったが、この体重の変化はWATの減少に関係していた。すなわち、Pair-fed対照群に比べAglyMax群ではWATの減少が12.0%(p=0.09)であった。
OGTTでは、対照群と比べAglyMax群の90分の血糖値と0、15、30分の血漿中インスリン濃度は有意的に減少した(p<0.05)。また、Pair-fed対照群に比べ、30分の血漿中インスリン濃度も有意的に減少していることが確かめられている(p<0.05)。
以上の結果により、AglyMaxによるインスリン感受性の改善は、経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)で、血漿中インスリン濃度の有意的な減少が認められ、また、体重増加も有意的に抑制されたことにより、糖尿病や肥満などの予防に有効と示唆された。今後は、その作用メカニズムの解明が必要だとしている。