HYDE、アー写が阿部サダヲとシンクロ!? 『音タコ』豪華音楽発表
映画『音量を上げろタコ!なに歌ってんのか全然わかんねぇんだよ!!』(10月12日公開)に集結したアーティスト陣が20日、明らかになった。
同作は監督・脚本を三木聡が務めるオリジナル作品。驚異の歌声を持つロックスター・シン(阿部)だが、実は彼の歌声は、「声帯ドーピング」というタブーな方法によって作られたものだった。限界が近づく喉に焦るシンは、異様に声の小さなストリートミュージシャン・ふうか(吉岡里帆)に出会う。
W主題歌のうちの一曲、阿部サダヲ演じるロックスター・シンが歌う「人類滅亡の歓び」を作曲したのはL’Arc~en~Cielやソロとして世界で活躍する正真正銘のロックスター・HYDE。楽曲提供について「監督のイメージを具現化していったら恐ろしい曲になりました笑。シンとの共通項も多く、時期的にもお互いパクったわけではないのですが、シンと僕のアー写がそっくりだったので驚きました。僕はドーピングしてませんよ!」とコメントを寄せる。
同曲の作詞は、作詞家・音楽プロデューサー・作家として活躍するいしわたり淳治が担当。「『声帯をドーピングしてとんでもない声を出すカリスマ的ロックスターの歌詞なんですけど……』なんていう言葉で笑いながら始まる打ち合わせは、おそらくこの先の人生でも二度とないでしょう」と振り返った。
さらに吉岡里帆演じるふうかの歌う主題歌「体の芯からまだ燃えているんだ」の作詞・作曲を話題沸騰中の新星シンガーソングライター・あいみょんが手掛け、「あの日聴いた音や声、見たもの全てが今日の自分に語りかけてくるように、体の芯を燃やす感覚をいつになっても忘れたくないです。テンションを上げて行こう!」と語った。
さらに、「人類滅亡の歓び」のバックバンド「EX MACHiNA」として、PABLO(アレンジ/ギター)、KenKen(ベース)、SATOKO(ドラム)が演奏と出演の両面から同作を盛り上げる。「体の芯からまだ燃えているんだ」のアレンジ・演奏は、年間40〜50本のライブを行い、音楽フェスなどに多数出演のTHIS IS JAPANが担当する。
W主題歌だけでなく挿入歌にも豪華アーティストが集結した。never young beachの安部勇磨が「夏風邪が治らなくて」を作詞・作曲、never young beachがアレンジ・演奏として参加。
さらに、2018年7月での「完結」を発表しているチャットモンチーの橋本絵莉子がソロとして「まだ死にたくない」「ゆめのな」の作詞作曲を手掛ける。「遊ぶ金欲しさの犯行」の作詞・作曲はグループ魂のギター“遅刻”としても活躍する富澤タクで、ニューロティカのKATARU(ベース)、NABO(ドラム)と共にギターとして演奏・出演も行う。ジュリアード音楽院で音楽を学んだ清水麻八子をボーカルに迎え、プログレッシヴ・ロックバンド八十八ヶ所巡礼が「肩噛むな!」作曲、演奏・出演で参加する。
豪華実力派アーティスト布陣に関し、三木聡監督は「HYDEさんといしわたりさんの曲、格好良すぎて脳下垂体からアドレナリンが噴出します。あいみょんさんは、心をグラグラと揺らされる歌を作って下さいました。どのアーティストも最強過ぎ。ちょっとしたフェス状態で心も体も震えます。阿部サダヲ・吉岡里帆という二人のパフォーマーがその曲に対してどう立ち向かっているのか、ご期待ください」と期待をあおった。
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