くらし情報『長瀬智也、『空飛ぶタイヤ』で見せた『IWGP』からつながる“本質”』

2018年6月24日 09:00

長瀬智也、『空飛ぶタイヤ』で見せた『IWGP』からつながる“本質”

長瀬智也、『空飛ぶタイヤ』で見せた『IWGP』からつながる“本質”

池井戸潤原作にハズレなしとばかりにヒットしている映画『空飛ぶタイヤ』。トラックの脱輪事故が整備不足によるものではないかと追い詰められた中小運送会社の社長・赤松がその判断に疑問を感じ、独自の調査を行うと意外な事実が浮かび上がってくる。それは大手企業の進退を揺るがすものだったため、様々な妨害を受けながらも、中小企業が歴然と力に差のある大手企業に真実を求めて敢然と立ち向かっていく。

池井戸ものといえば、『半沢直樹』や『下町ロケット』『陸王』などに代表される、真面目に生きている人間が報われる勧善懲悪ストーリー。『空飛ぶタイヤ』も期待に違わず勇気がもらえる。その勇気を担う主人公・赤松を演じるのは長瀬智也だ。
○外見はかっこよすぎるが、内面を近づけた長瀬

だがしかし、原作を先に読むと勇気よりまず疑問が沸いてくる。赤松が登場するときの描写を引用してみよう。


「(前略)ずんぐりした赤松の姿が浮かんでくる。若いつもりがいつのまにか四十を過ぎ、髪も薄くなって疲れきり、脂の浮いた額が光っていた。
認めたくないが、どっから見てもオヤジだ。
しかもいまの赤松は、控えめにいっても、かなりしょぼいオヤジだった(後略)。

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