椿隆之にとって『仮面ライダー剣』とは? 20周年公演は「愛してくださる方がいるからこそ」
――幼少期からの夢だったんですね。そこから芸能界デビューすることになったのは?
原宿のラフォーレ前でスカウトされました。ちょうど、その直前に原宿・竹下通りでしつこいキャッチにあって、それを断ったら唾を吐かれて。「マジ最悪だわ」と思ったんです。その直後に話しかけられたので、ある意味感謝ですよね。その時間軸がなかったら、スカウトの人はいなかったかもしれないですから。
それで、スカウトしてくれた人の名刺を見たら、大手の会社っていうのがすぐ分かったので、そのまま事務所についていきました。
――そこからオーディションで仮面ライダーに選ばれた際は、どのようなお気持ちでしたか?
幼稚園の頃、タイムカプセルに「ヒーローになりたい」って書いたんです。
なので、運命を感じました。
――実際の撮影はどうでしたか?
定番の朝早いっていうのは大変でした。でも、僕的に苦手だったのは、それぐらいでしたかね。あとは、同年代の方が多かったのもあって、仕事だけど、専門学校みたいな感じ。同じところを目指している仲間と、一緒になって作品を作るというのが、クラスメイトみたいだなと思いました。――印象に残っているシーンはありますか?
女の子の手を引っ張って、街中を駆け抜けていくみたいなシーンがあったんですけど、それはちょっと楽しかったですね。