椿隆之にとって『仮面ライダー剣』とは? 20周年公演は「愛してくださる方がいるからこそ」
やっぱり楽しいですね。
●『仮面ライダー剣』出演で「やっと『椿』になれた」
――椿さんのライブ配信を観ている方の中には、「仮面ライダーのときから観てました」という方もいるのでしょうか?
「観てました」という人もいますし、新規で観てくださる方もいます。良くも悪くも、放送当時の2004年って、そんなにSNSが活用されていない時代だったのに対して、今ってもうスマホがあれば作品を観ることができますからね。いい時代だなと思います。
――ご自身的に20年前の作品を観られることに対しては、どういうお気持ちなのでしょう?
あくまでも僕ではなく、役なので恥ずかしいとかは全くないです。当時の自分は自我がなかったので。やっぱり観てくださるのは嬉しいですけどね。
――『仮面ライダー剣』は、椿さんにとってどういう存在でしょうか?
そうですね。
僕の心のコア、魂、軸になっているなと思います。仮面ライダーをやる前は本当に自我がそんなになかったのですが、仮面ライダーを演じたことによって僕は色付けされていって、やっと「椿」になれたんだと思っているので。
――そのように思えたのはなぜなのでしょう?
学生の頃、義務教育を受けていた頃は、自分のやりたいことをやっていたわけではなかったんです。